ご利用方法

各種サービスを使用する際の機材や方法について概要をご説明致します。

リアルタイムデータご利用方法

各種データを使用する際の機材や方法について概要をご説明致します。

CPA方式

必要機材

CPA方式によるリアルタイムデータを使用する際に必要な機材構成例をご紹介します。

①GNSSアンテナ

②GNSS受信機と一体になっているタイプもあります。

②GNSS受信機

RTK測位の場合は2周波に対応している必要があります。
また、以下の入出力データに対応している必要があります。

出力
単独測位のデータ(NMEA-GGAフォーマット)
入力
補正データ(RTCMフォーマット)

また、ファームウェアが最新かご確認ください。詳しくは機器の取り扱い説明書、メーカーにお問い合わせください

③GNSS受信機制御コントローラ

制御プログラムが対応したバージョンであるかご確認下さい。

④通信装置

ジェノバセンターとの通信に使用します。
対応する通信装置は以下の通りです。

  • CPTrans-SL2/A
  • CPTrans-MJW

ご利用手順

以下の手順でリアルタイムデータを使用したRTK測位をご利用いただけます。

  1. 1.
    各種機器を接続、電源を入れます。(GNSS受信機は単独測位を開始)
  2. 2.
    通信装置の電源を入れます。
  3. 3.
    CPA網のアクセスポイントで認証確認の上、回線を接続します。
  4. 4.

    GNSS受信機から通信装置を通じて、単独測位したデータ(GGAデータ)を送信します。

    • GGAの送信間隔は5秒毎(推奨)にしてください。
  5. 5.
    ジェノバセンターから補正データ(RTCMフォーマット)を返信します。

通信経路

CPA方式では通信経路にKDDIのCPA網を利用します。CPA網は専用の閉域ネットワークであることから、高いセキュリティと安定した通信が可能となります。KDDI携帯電話が利用可能な地域でご利用できます。

JENOBA 専用回線

Ntrip方式

必要機材

Ntrip方式によるリアルタイムデータを使用する際に必要な機材構成例をご紹介します。

①GNSSアンテナ

②GNSS受信機と一体になっているタイプもあります。

②GNSS受信機

RTK測位の場合は2周波に対応している必要があります。

また、以下の入出力データに対応している必要があります。

出力
単独測位のデータ(NMEA-GGAフォーマット)
入力
補正データ(RTCMフォーマット)

また、ファームウェアが最新かご確認ください。詳しくは機器の取り扱い説明書、メーカーにお問い合わせください

③GNSS受信機制御コントローラ

制御プログラムが対応したバージョンであるかご確認下さい。

④通信カード等

ジェノバセンターとの通信に使用します。

対応する通信装置は以下の通りです。

  • Wi-Fiテザリングが可能なルーターやスマートフォン
  • Bluetooth対応の携帯電話
  • auやdocomoの通信カード

推奨される機種については受信機購入元までご確認下さい。

対応マウントポイント

Ntripではマウントポイント設定を変更する事で、配信データの内容を選択する事が可能です。

マウントポイント 対応配信データ データ形式
JVR32E
仮想点RTKデータ
GNSS(GPS+GLONASS+QZSS+Galileo)
RTCM Ver3.2MSM5
JVR32L
仮想点RTKデータ
GNSS(GPS+GLONASS+Galileo)
RTCM Ver3.2MSM5
JVR32M
仮想点RTKデータ
GNSS(GPS+GLONASS+QZSS)
RTCM Ver3.2MSM5
JVR30G
仮想点RTKデータ
GNSS(GPS+GLONASS)
RTCM Ver3
JVR30
仮想点RTKデータ
GPS
RTCM Ver3
JVR23
仮想点RTKデータ
GPS
RTCM Ver2.3
JRR32E
GNSS(GPS+GLONASS+QZSS+Galileo)
RTCM Ver3.2MSM5
JRR32L
GNSS(GPS+GLONASS+Galileo)
RTCM Ver3.2MSM5
JRR32M
GNSS(GPS+GLONASS+QZSS)
RTCM Ver3.2MSM5
JRR30G
GNSS(GPS+GLONASS)
RTCM Ver3
JRR30 RTCM Ver3
  • 通信ポートは2101番(または80番)をご指定ください。

ご利用手順

以下の手順でリアルタイムデータを使用したRTK測位をご利用いただけます。

  1. 1.
    各種機器を接続、電源を入れます。(GNSS受信機は単独測位を開始)
  2. 2.
    インターネットへの回線に接続します。
  3. 3.
    センターにアクセスした際にマウントポイントの選択が必要な場合は、ご契約時の内容をご確認下さい。
  4. 4.

    GNSS受信機からインターネットを通じて、単独測位したデータ(GGAデータ)を送信します。

    • GGAの送信間隔は5秒毎(推奨)にしてください。
  5. 5.
    ジェノバセンターから補正データ(RTCMフォーマット)を返信します。

通信経路

NTrip方式では通信経路にインターネット回線を利用します。携帯電話やモバイルルーター等からインターネット回線に接続し、NTripプロトコルを使用してジェノバとデータ送信を行います。

JENOBA インターネット回線

後処理データご利用方法

観測方法からデータダウンロード方法まで簡単にご説明致します。

仮想点データによる解析

解析利用方法

測位現場でのGNSS観測

測位する現場にてGNSS観測(単独測位)を行います、単独測位のためネットワーク等の通信は使用しません。観測の際には既知点のデータ不要で、新点のみ観測します。また新点に設置する受信機は1周波タイプもご利用になれます。

事務所での後処理解析

観測後、基線解析ソフトを使用して解析処理を行ないます。ここで、既知点となるデータをジェノバのWebサイトよりダウンロードし入手します。

  • 仮想点データは観測日より6ヶ月先までダウンロード可能です。6ヶ月を越えたデータは削除しておりますので、必要なデータはお早めにダウンロードを行って下さい。

データのダウンロード手順

以下の手順で仮想点データをご利用いただけます。

  1. 1.
    ジェノバWebサイトの会員サイト別ウィンドウで開きますにアクセスします
  2. 2.
    お客様専用の「ログイン名」「パスワード」を入力して専用Webに入り、メニューから仮想点データを選択します。
  3. 3.

    条件入力画面で、以下の項目を入力していただきます。

    • ご希望の座標値(WGS84の経緯度並びに楕円体高)
    • ご希望の日付、時間
    • データ取得間隔(1,2,5,10,15,20,30,60秒から選択)
  4. 4.
    周辺のネットワーク型GNSSデータから仮想点データが生成されます。
  5. 5.
    生成されたデータ(RINEXフォーマット)をダウンロードします。

電子基準点データによる解析

解析利用方法

測位現場でのGNSS観測

後処理解析となる為、測位する現場にてGNSS観測を行ないます。この際、既知点データは電子基準点データを使用する為、新点のみ観測します。

事務所での後処理解析

観測後、基線解析ソフトを使用して解析処理を行ないます。ここで、既知点となるデータをジェノバのWebサイトよりダウンロードし入手します。

  • 電子基準点データは観測日より6ヶ月先までダウンロード可能です。6ヶ月を越えたデータは削除しておりますので、必要なデータはお早めにダウンロードを行って下さい。

データのダウンロード手順

以下の手順で仮想点データをご利用いただけます。

  1. 1.
    ジェノバWebサイトの会員サイト別ウィンドウで開きますにアクセスします
  2. 2.
    お客様専用の「ログイン名」「パスワード」を入力して専用Webに入り、メニューから電子基準点データを選択します。
  3. 3.
    点選択画面で、ご希望の電子基準点を検索していただきます。
  4. 4.

    条件入力画面で、以下の項目を入力していただきます。

    • ご希望の日付、時間
    • データ取得間隔(1,2,5,10,15,30秒から選択)
  5. 5.
    電子基準点データを収集し圧縮するサーバ処理が行なわれます。
  6. 6.
    処理されたデータ(RINEXフォーマット)をダウンロードします。

技術提携受信機メーカー

ジェノバでは各メーカー様と提携し、安心してご利用いただける環境をご提供しています。(50音順)

  • 株式会社トプコン
  • 株式会社ニコン・トリンブル
  • TIアサヒ株式会社
  • ライカジオシステムズ株式会社

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