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ご利用事例

CASE-A11

洪水時氾濫区域確定業務での
ネットワーク型RTK活用事例

宗谷測量株式会社さま

■ 代表:
側 英俊
■ 所在地:
北海道稚内市

作業概要

こちらでは、洪水時の氾濫区域を確定するための地形測量をネットワーク型RTK方式で行いました。

農地における明渠排水、暗渠パイプの位置および高さの測量です。従来であれば、トータルステーションとレベルでの作業ですが、ネットワーク型RTK-GPS(ネットワーク型RTK)の精度検証(表)を行い発注元に提案しました。

標高は2004年改訂(測地成果2000)で精度もかなりよくなったようです。延長27km、約2,700点という作業(受信機1台、人員3名)でした。

携帯電話が途切れてしまったこともありましたが、衛星の状態、上空視通など問題なく作業はスムーズに進み、約1ヶ月半程度で完了することができました。

(表)GPS観測による一等水準点の検測結果

一等水準点 ネットワーク型RTK-GPS測量の観測結果
点名 成果標高(A) 観測標高(B) (A)-(B)較差
8650 14.754 14.752 0.002
8651 8.255 8.266 -0.011
8652 6.181 6.176 0.005

感想

初めてのネットワーク型GPS方式による作業でしたが、トラブルらしいトラブルもなく、予想以上に早く作業できました。

北海道の現場は熊笹などが多く、伐採作業がつきもので、“線の動き”と言える従来方式での作業は非常に時間、労力がかかります。伐採する人、その方向を指示する人...
一方、ネットワーク型RTK方式は“点の動き”で作業できますので最適です。今回の作業を従来方式(TSとレベルでの作業)では、3倍の時間がかかったのではないでしょうか。予想以上の大幅な効率アップが図れました。

GPSに関しては、従来、一周波の受信機で山に登るGPSでしかできないような作業にのみ使用していたため、利用範囲が限られていました。ネットワーク型RTK方式では基準点測量、境界測量、地形測量、横断測量などさまざまな測量作業に適用できると考えられます。さらに受信機1セットで作業できますので、初期投資としても非常に効果的だと思います。

最新技術を積極的に活用することで効率化を図り、できた時間を有効に活用していきたいと考えています。

今回、この現場に参加していなかった社員が、「他の作業でもネットワーク型GPSを利用してみたい」と言っているのが楽しみです。


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