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ご利用事例

CASE-B08

ネットワーク型RTK利用拡大中!
各種精度検証及び活用事例

有限会社アペオ技研さま

■ 所在地:
愛知県刈谷市
■ URL:
http://www.apeo.jp

はじめに

当社は平成10年にGPS測量機を導入して以降、主にスタティック法による基準点測量を行ってきました。
同時にRTK-GPS観測も稼動させていましたが、固定局の作業負担(機材設置・管理)や固定局・移動局間の通信障害(地形による小型省電力無線機の無線リンクダウン)等、多くの弊害から実務的な稼働率は極めて低い状況でした。しかし、近年のネットワーク型RTK-GPS測量の技術公開により、当社もネットワーク型RTKをいち早く導入、各種実験検証を行い、ノウハウを構築することで、現在では多くの業務に利用しています。
また、今後も各種検証を行い、その利用範囲を拡張する予定です。今回は、社内で行った2つの実験結果を紹介いたします。

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▲観測風景(深浅測量)

ネットワーク型RTKとDGPS(ビーコン)の比較検証(深浅測量)

深浅測量にDGPS(ビーコン)を使用した場合、DGPSによる測位データと音響測深機での測深データの同期化により潮位補正を施し、海底地盤高を算出しますが、河川などの縦断的に路線長が長いところでは下記不具合が生じます。

・観測時の検潮箇所を側線毎に移動し観測しなければならない。
(その為事前に検潮ポイントの水準測量が必要)
・陸上班での検潮観測の張付き作業員が必須の為、船上測量班以外にも人員を要する。
・潮高による潮位補正の必須。

ネットワーク型RTK深浅測量のメリットは以下の通りです。ネットワーク型RTKの場合、水平・垂直精度も数cmの為、取得した標高と音響測深機の測深データを同期化させれば、「観測時GPSで求めた標高-音響測深機の測深データ=地盤高」となります。

・潮高の潮位補正が不要=測深データは潮高に無関係。
・波高の影響を受けにくい。
・機材がシンプル(GPS測量機が1台。固定局への設置も不要)
・観測人員は船上に2名(陸上班は不要)
・固定局不要、固定局用基準点も不要

(RTK-GPSの場合GPS測量機(固定局、移動局)2台必要、固定局設置に伴い固定局用基準点が必須。)
下図は定点にてDGPS(ビーコン)とネットワーク型RTKにて双方を数分間連続記録し垂直高の変移を表したものです。
ネットワーク型GPSでの垂直変移量は数cmレベルなので測深データとのリンクで潮高潮位補正を要さなくても数cmレベルでの成果が期待できます。また、GPSによる楕円体高の精度は数mmに達しているので、楕円体高の正標高への変換はジオイドモデルの精度に依存しています。
(ジオイド2000にて補正の為、水準標高との較差は±4cm程度)

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ネットワーク型RTKとTSの比較検証(直接法、間接法)

直接法、間接法(1台準同時観測)による基準点測量と従来法のTS測量を比較検証しました。
精度的には、3,4級の精度内に充分収まる程の良好な結果が得られました。何よりもすばらしいのは完全ワンマンでの作業、また、観測時間の短縮が実現できたことです。補正情報通信データ料は発生しますが、人員減少、作業効率の向上を考えると十分にコスト削減へと繋がると思います。

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▲平均図(直接法)

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▲平均図(間接法)

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活用事例

○ 3・4級基準点測量
3,4級基準点に関してはネットワーク型RTK-GPS測量の国土交通省作業規程も整備されており、以下のことからネットワーク型RTK観測は魅力満載の最新技術だと思います。

・完全ワンマン観測作業
・既知点、新点の配点により直接法、間接法の選択肢ができる。(監督員の特別な指示が無い場合)
・ワンマンによる人件費削減
・TS対回観測に比べ作業効率の向上

○ 横断測量
上空障害の比較的少ない大規模な造成等の現場でも横断測量においては完全ワンマン作業にて横断観測を行っています。(これはかなり作業効率が良い)

○ ボーリング調査等の位置測位誘導
地質調査業者様からのボーリング調査等の位置測位誘導又は緯度経度取得作業に威力を発揮しています。
(海上ボーリング、浮遊灯修繕の為の浮遊灯交換による船上での誘導)

当社では、このように基準点測量だけでなく、応用測量他、各種業務について、このネットワーク型RTK観測を大前提に提案しております。

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▲観測風景(地下水観測孔)


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