地質調査に伴うボーリング位置出し・標高測定のネットワーク型RTK活用事例

有限会社 ランド・サーベイ山口 様

所在地
山口県山口市

作業概要

当社は会社設立当初にネットワーク型RTKといった新しいGPSを使った方法を知り、ジェノバ開業と同時にGPSを購入しネットワーク型RTK作業を行ってきました。当初はまだネットワーク型RTKの事も知られて無く、電子基準点も限られた箇所のみといった状況でした。
現在においては電子基準点も整備され、今まで以上に作業がしやすくなり、ネットワーク型RTKでの作業も年々増加しており、この度その一例を報告します。

新しく道路建設を行うに当り現地の地質調査をする作業においてボーリングの位置出しと標高測定を依頼されました。
今回の調査範囲は10km近くあり調査箇所も20箇所と箇所毎が離れており、通常の基準点測量・水準点測量ですと作業は10日以上掛かるのではと思われました。又、近傍の三角点からも離れた位置であり、水準測量を行うにあたっても工数が掛かり過ぎる。 また、発注者からの要望も有り、ネットワーク型RTKにて作業を行いました。
概略計画図を基に決定した調査箇所を座標化して測設作業を行い、ネットワーク型RTKにて基準点観測を行い、座標計算にて現地の位置・標高を確認するといった作業を行いました。また山間部においてネットワーク型RTKにて設置不可能な箇所は、 近傍箇所に基準点を設置した後、TSにて作業を行うといった手法を行いました。

結果/導入メリット

通常の基準点・水準点測量作業と比べ全体の作業日数も2日間で完了し今後広範囲での調査等には、非常に便利であるといった事を改めて思いました。

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