4級基準点・標定点測量
ネットワーク型RTK精度検証事例

株式会社ネイティブ 様

所在地
神奈川県横浜市

作業概要

こちらでは、ネットワーク型RTK方式における4級基準点・標定点測量の精度検証を行っています。観測条件は、次のとおりです。
●ネットワーク型RTK方式:3回観測、初期設定、3回観測の計6回の平均値。(エポック数は5)
●3級基準点:トータルステーションにて観測し、網平均した成果。

その結果は、(表)のとおりとなっており、ネットワーク型RTKは単独のためか、Y座標の較差が多少大きくなっていますが、同じ方向にずれているので、基線長を座標差で比べると1cm以内に入ってきます。基礎となった3級基準点測量で使用した既設基準点の歪があったのではないかと想定されます。

結果/導入メリット

この精度検証から、3・4級基準点・標定点測量等には問題なく使用可能であると考えます。高さに関しては、従来高さに弱いと言われているGPS測量から考えると、非常に良い値だと思います。また、一等水準点についても精度検証を行っているのですが、従来のGPS測量と比べても、数cmという精度の結果が得られています。「ネットワーク型RTK-GPSを利用する公共測量作業マニュアル(案)」も発表され、今後ますますネットワーク型RTK方式を利用する作業が増えてくると思います。

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