ネットワーク型RTK稼働率、上昇中
ネットワーク型RTK地形測量活用事例

株式会社写測 様

所在地
千葉県千葉市(本社)

作業概要

昨年(2004年)ネットワーク型RTK用のGPS受信機を導入し、地形測量、基準点測量においてネットワーク型RTKを活用しています。使用した現場数は、すでに20現場を越え、まさに「稼働率、上昇中」といったところでしょうか。
はじめての現場は、耕地+河川敷の、9ヘクタールの地形測量でした。1日に1,000点前後の測量を行い、3日間で終了。作業はあらかたの測量を1人で行い(ネットワーク型RTK)、補測を2人で(TS)行う形態です。上空視通、携帯電話による通信など観測条件もよく、大きなトラブルはありませんでした。
はじめてのネットワーク型RTKでしたが、同現場を従来の方式で行った場合と比較し、1.5倍のスピードアップが図れました。

結果/導入メリット

現場作業は従来方式と比べ、約1/3の時間短縮になって、最初戸惑いもありましたが、慣れてくるにしたがい効率よく作業できました。精度的には高さのばらつきが若干ありましたが、問題なく利用できるものでした。
1人での作業のメリットのひとつとして現場がすべて頭の中に入りますので、後の作業(図面作成等)もスムーズに行えることがあげられます。アルバイトと2人の作業ではそうはいきません。コスト面では従来と比べ1/2ぐらいではないでしょうか。人員が少ないため、現場での宿泊代等も削減できました。ただ、アルバイト代が携帯電話の通信料などになるため、少々原価管理が難しいです。
この現場の後、現場の状況にもよりますが、ネットワーク型RTKをさまざまな現場で利用しています。用途としては地形測量が中心です。ネットワーク型RTK用にGPS受信機も追加導入しました。
今後は、下水道台帳、ほ場整備、用水路関連などの作業に利用していこうと考えています。また、次の現場でネットワーク型スタティックを利用する予定で、ますますネットワーク型GPSを利用する機会は増えてくると思います。

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