MMSを活用した都市空間3Dモデル化

クモノスコーポレーション株式会社  様

所在地
大阪府箕面市船場東2-1-15
URL
https://www.kankou.co.jp/

概要

弊社は3D計測を事業化し、道路・橋梁をはじめ建物や重要文化財まで25年間にわたる計測実績は3,000件以上あり、様々な3D計測に対応してまいりました。 今回は新駅開業に伴い、駅周辺のパースイメージを作成するために、現況測量(3D計測)を実施いたしました。

作業概要

駅前開発という広範囲都市空間の現況測量の実施に伴い、モービル・マッピング・システム(以下MMS)を活用し、短時間で効率よく測量作業を行います。

当社保有MMS

MMSは、車両等で移動しながら高精度な3次元計測を行うシステムです。車両や船舶、鉄道等の移動体に3Dレーザースキャナを搭載して計測することにより、広範囲を効率良く高精度・高密度に計測が可能です。

車両等が侵入できない場所もバックパック型MMSを背負って人が歩くことで計測する方法や、地上型レーザースキャナ(TLS)やドローン(UAV)で取得したデータを合成することで補完をしています。

地上型レーザースキャナでの測量状況

結果/導入メリット

今回、1日間で約400,000㎡を走行、取得した3次元点群データも地図情報レベル1/500に対応可能な詳細度、精度が得られました。尚、MMSで計測できない狭小道路や歩道部等は地上型レーザースキャナを併用して補足測量を実施、最終的なパースイメージ作成については現地測量による3次元点群データを使用して駅前空間の3Dモデル化を実施いたしました。

MMSは車両移動による高精度の3次元計測(交通規制も不要)になり作業効率が大変良く、また、そのGNSS測位に国家座標に準拠したジェノバ社の補正データを用いることは特に公共施設の計測において精度が担保され、大変有用であると考えられます。その為、弊社では検証点を設置する場合もネットワーク型RTKで測量を実施しています。

取得点群データイメージ
点群データ + 3Dパースモデル

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