ネットワーク型RTKを使用したGNSS測量で業務効率化

株式会社コンフォート様

所在地
大阪府八尾市山城町4-5-4
URL
https://www.kensetumap.com/company/372154/profile.php

概要

当社は大阪府八尾市の建設工事会社で、主に土木工事の設計、施工、管理を行う会社であります。近年建設業も建設DX化が進み当社も3次元測量、設計を積極的に手掛けております。

従前よりGNSS測量機を使用して業務を進めておりましたが、業務効率化・生産性の向上を狙い、ジェノバのネットワーク型RTKを導入しました。

作業概要

従前は2台のGNSS測量を使い、1台は基準局(位置が既知である点に据える)、1台は移動局(測位したい位置に据えるて観測する)にしていましたが、ネットワーク型RTKなので基準局側の測器は不要で、1台で観測することができます。

水平方向(XY)については2cm程度の精度で測位することができますが、鉛直方向(Z)についてはGNSS測量の特性上、水平方向の倍程度の精度となってしまうため、高さについてはレベルを使用して求めています。

また広範囲の測量(山岳地)の場合、山の周囲にネットワーク型RTKを使用したGNSS測量で基準点を設置し、基準点の内側はトラバー測量を実施している他、都心部では、近い埋設物を地中レ-ダ-とネットワーク型RTK併用して測量を行い、取得したデ-タ-を3次元化し埋設物の位置を管理しています。

地中レーダーとネットワーク型RTKによる計測

結果/導入メリット

端的にメリットとして言えることは、「ラク」で「早い」ということです。

具体的には基準局の設置作業が不要、GNSS測量機器が1台不要、これまでトータルステーションで1往復、レベルで1往復していた作業が、レベル+GNSS観測の1往復で終わります。
昨今のような酷暑が続く建設現場で少しでも作業が減らせることは、とてもありがたいことです。

またトータルステーションで1km以上離れる観測の場合は測量誤差も発生しやすく、精度を上げる対策を講じて観測する必要がありますが、ネットワーク型RTKで観測することで広範囲に発生する測量誤差の縮小や生産性向上により成果を省コストで得ることができます。

今後は、建設DX積極的に取り組み、ネットワーク型RTKを使用した新しい技術を使用・開発(写真測量、3次元測量等)など、目指していきます。

Contact

お問い合わせ